結婚式やお祝い事には赤と白、仏事には黒と白を用います。これを不思議に思う人は少ないはず。自然に生活の中に取り入れられていることですから・・・。
人間には精神と現実(肉体)が具わっています。精神は南北に流れる縦線。そして現実は東西に流れる横線。そしてこの東西南北+中央を色で表すこともできます。
東は青、西は白、南は赤、北は黒、そして中央は黄となります。
赤と白は精神の始まりと現実の終わり。肉体が終わるまで初心は変わりません。という意味でお祝い事には赤と白。特に結婚式は初心を忘れず肉体が滅ぶまで添い遂げるということです。
そして黒と白は精神が休まるところと肉体が終わるところ。肉体は西方浄土へと、魂は休まる北方へ向かうのです。だから仏事には黒と白を使うのです。
また結婚式の時に、新郎は黒の紋付かモーニング。新婦は白無垢か純白のドレスを身にまといます。現代では様々ですが・・・。
結婚は子供が生まれて完成するというのが算命学の考え方です。子供に精神を与えるのは父、子供に現実を与えるのは母。父は縦線、母は横線となります。縦線と横線がしっかりと組み合わされていれば、生まれてくる子供に健全な精神と健全な肉体を与えることができるのです。
そのため父は霊魂が尽きるまで、母は肉体が滅びるまで結婚が続くことを願い、新郎は黒を、新婦は白を身に付けるのです。
しかし現代ではそんなことを考えて結婚式を挙げる人など探す方が大変。添い遂げる気持ちなんてあるのかないのか・・・。だからそれが子供にも影響を及ぼすのです。
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