鈴木清順監督が亡くなられたというニュースが・・・
早四半世紀前のことになりますが、映画「夢二」の舞台挨拶を金沢まで見に行ったことがあります。監督ももちろん舞台に立たれ、お話をされました。お目にかかったことのある方が、亡くなられるというニュースは・・・ちょっとショックです。
癸亥年 丁巳月 丁酉日 辰巳天中殺 生月中殺
独特の色使いで、夢か現実か分からないような世界観。「ツゴイネルワイゼン」から始まる3部作で、不遇の時代から脱出し、名誉運は一気に上がりました。
この宿命は、水火既済にも準じますから、感性が非常に鋭い方です。理屈ではなく、その感性をそのまま妥協せず、作品で表現されています。
映画会社の社長から「訳が分からない」と契約を解除され、10年以上映画を撮れない時期があったそうですが・・・。
時代とのギャップが大きすぎたのでしょうね。それに目上からは七殺されていますから、若い時代では目上(会社)にとっては”目の上のたん瘤”にもなりかねません。
しかしそれに屈することができないのが監督。飄々としていながらも、絶対に意志を曲げることなどできないのです。
ご冥福をお祈りいたします。
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