外交官としてリトアニア領事代行時代に、外務省の命令に背きユダヤ人にビザの発給を続け、多くのユダヤ人をヒトラーのユダヤ狩りから救った杉原千畝氏。戦後はシベリアに抑留され、その後は外務省を解雇されています。
己亥年 丙子月 甲戌日 申酉天中殺 日座中殺
時代は変われども、外交官はエリート中のエリートですが、その地位や名誉などに固執せず、我が身を犠牲にして、人の命は尊しとした人です。
この宿命に「官」がないわけではありません。日支初元の辛金が官になりますが、人体図には表われません。日本という国を背負いながらも、忠誠心は左程ありません。そして地支に約束事がないということは、人間同士の柵などは関係ないのです。
東に龍高星が表われ、海外での仕事は適職となりますが、それ以外の星は全て純星となり、利害に靡かず純粋です。また主星が玉堂星で3方とは相剋となり、孤立をしてでも意志は通します。
ビザを発給していた時期は、龍高星中殺の大運。動乱の環境で動乱の宿命が活かされた時でしたが、時代は見方をしてくれない時でもあったのです。
<個人鑑定をご希望の方は、こちらから>