やっと父親を「師」として尊敬し、学び始めた矢先の父の死。25才の坂東巳之助さん、この苦難を乗り越えて、きっと大きく羽ばたいてくれることでしょう。
己巳年 癸酉月 己卯日 申酉天中殺 生月中殺
歌舞伎が嫌いで父親も嫌いだったという巳之助さん。年干とは対等になり、初年期は天将星ですから、父親と自分は対等という意識が強く、むしろ自分の主義主張が一番だと思える幼少期です。
大運1旬に司禄星中殺が廻りますから、稼業や父親に対する反発はすごかったでしょうね。
しかし土生金と家系に自ら入る形になっていますから、成長とともに自分の中で様々なことが整理でき、一転して歌舞伎の世界に身を投じました。
家系の中には辛のみ、父親です。そして月干は癸で禄存星中殺。家系の中に入れば、逆に父親との縁が切れてしまいます。父三津五郎さんは、我が子巳之助さんが大成するために身を引いてくれたような宿命になっています。
これからは家運との闘い、お父様の芸や精神を我がものにして、ご活躍されることでしょう。
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