2014年になりました。今年は甲午年(立春以降)です。
甲午という干支は、六十花甲子の31番目、後半のスタートの年です。
甲=樹木、午=真夏です。夏の樹木は、枝葉が生い茂り木陰を作ってくれますから有難いのですが、樹木自体は栄養分が全て枝葉に回り、幹には栄養が残っていないのです。見た目には華やかに見えても、その実中身は何もない弱っている状態なのです。
ちょうど折り返し地点に立った今年は、何事にも見た目に惑わされず、中身をしっかり見なければならないということになります。見過ごしてしまえば、古いままの体質が問題を招くなんてことも起こります。
そして何事にも中身をしっかりと建て直さなければならない時なのです。
また甲午は木生火と天干が地支を生じる形です。生じるとは助けるという意味にも取れますが、度が過ぎれば逆にマイナスになることもあります。
国が国民を生じる・会社が従業員を生じる・夫が妻を生じるなど、それぞれの立場で考えなければ、有難いと思って見過ごしてしまえば、最後には取り返しのつかないことも起こるのです。
甲午から始まる10年は、辰巳天中殺になる干支が廻ります。前回のこの10年は、戦後から10年を経た後の高度成長期の10年でした。
そのための準備なのか、昨年はアベノミクスを打ち出し、経済は明るい兆しが見えてきましたが、日本という国はまだまだ大きな改革を必要としています。あと数年は飛躍のための準備が必要となりそうです。
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